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「起きて」
ゆっくりと目を開けると優の顔があった。
「何?」
「朝です。起きてください。おーきーてー!」
「はいはいはいはい!」
優は朝から元気だった。
「今日はお祭りですよ。お祭り!」
「はいはい、冬のね。夜だろ?まだ志願ある。ねーかーせーろー!」
布団を優から奪い潜り込む。
だが、また剥がされ布団の温もりが消える。
「寒いだろ!馬鹿!」
「馬鹿は綾人です。今五時です。お祭り始まってます。」
時計を見るとたしかに五時だった。
綾人はゆっくりとベッドから起き上がり、着替えた。
「さぁ、行きましょー。」
「おー!」
既に屋台は始まっていて、人が集まっていた。
「寒い」
「あんず飴!行こう!綾人!」
優はまるで子供みたいに元気だった。
「しゃい!ジャンケン勝ったー!」
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