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周りは小さい子ばかりだった。
「すいません。こんなでかい高校生が…」
「いえ、全然いいんですよ。年齢なんて関係無いです。」
基本的な滑り方から始まり、他にも色々な滑り方を学んだ。
優は習得は早かったが、綾人よりスケートの能力は衰えていた。
「綾人、上手いね…」
「簡単だろ。こんなの。」
一時間の授業は終わり、ジャンプはに早くやるのは危険なので、始めるのが遅い分、早く出来るようにしなくてはいけないと思い、簡単な技から教えてもらった。
「綾人楽しそう。」
「え?まぁ、楽しい。」
気づいたら無我夢中で練習していた。
体が柔らかい分、簡単な技はすぐにできた。
「上手いですね。これなら半年後にはジャンプとかやってみますか?」
「え?いいんですか?やりたいです!」
久しぶりに楽しい時間を過ごした気がした。
水の中は気持ちくて、水の音しかしない。すごくい心地がいい。でも、スケートも同じくらい気持ちよかった。滑った時に肌に触れる冷たい空気が。耳をすませば聞こえる空気を切る音が心地よかった。水の中と同じくらい。
「明日も来ようね。」
「行く。」
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