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あの日から少しおかしいと感じていた。
優は毎日仕事を頼まれ、綾人と一緒にいる時間は少なくなっていた。
隣にΩや女子がいると少し胸が…いや、あの時よりも痛みが増して痛かった。
「小瀬、優くん…だよね?」
後ろから聞き覚えのある声に声をかけられた。
振り向くと、小宮がいた。
「え?はい。何ですか?」
「まぁ、ついて来て。」
言われる通りに小宮の後ろをついて行った。
いつもはなかなか行かない場所まで来て不安になった。
何かをされるような気がして。
「あの、なんでこんな所に?」
「いや、特に意味は無いんだけど、ここが一番いいかなーって。」
そのまま床に押し倒された。
「痛い…っ。やめてください。先輩は優が好きなんですよね。俺は邪魔者だからなにかするんですか?そもそも今は優と一緒にいる時間が少ないから、狙うなら今がチャンスって先輩、気づいてますよね?」
「冷静だね。気づいてないのは小瀬 綾人。君の方だよ。」
意味がわからなかった。
「俺が本当に好きなのは綾人君、君なんだ。」
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