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あれから一ヶ月が経つ。
もうすぐで夏だ。なのに、優とはまだ喋れていない。
いや、最近は帰ってくるのがさらに遅くなっている気がした。
「ただいま…いないか。」
今日も優はいない。
静まり返った部屋にひとり。さみしかった。
ゆっくりと二階に上がり、優の部屋のドアノブに手をかけていた。
はっ。と我に返り、慌てて離したが再びドアノブに手をかけていた。
何を隠しているのか。もしかしたら、俺がΩだから一緒に住むのをやめるために部屋を探してるとか。色々な疑問が浮かんだ。
だけど、これっという答えは見つからなくて、扉を開けてしまった。
いつも通りの優の部屋。少し違うのは机の上に何かがばらまかれている。違うところはそれだけだった。
一歩。また一歩。机との距離を縮めていく。
目を疑った。
大量の写真があって、その写真一枚一枚に優が写っていた。
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