アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
67
-
話すと言ってから日が経つが話してくれない。
「俺、今日優のあとつけます。」
「いやいやダメだよ!だって大量の写真があったんでしょ?しかも、綾人君の所だけ塗りつぶされてたりとか、切られたりしてたんでしょ?危ない。絶対だめ。」
「嫌です。行きます。」
討論の末、結局行くことになった。
放課後、優のあとを二人でバレないようにつけた。
通ったこともない道ばかりを通っていく。
住宅は段々と無くなっていき、森みたいな所に来た。
人が住んでいるような気配はない。
ついた場所は廃墟のようなところ。
「ここ知ってる?」
「知りません。」
ちらっと除くと男の人が二人見えた。
会話が聞こえる。
「もうやめろよ。俺はあいつと話してない。学校でも家でも。だから、もういいだろ。」
「俺と番になるまで。だよ?」
話の内容がよくわからなかった。でも考えられるのは、今話している相手はきっとΩで、写真を送り付けてきた人。
アイツというのはきっと、綾人の事だろう。
(じゃあ、隣にいるαっぽい人は?)
頭が急に痛くなった。
きっと混乱しているのだろう。
「俺はお前と番になる気は無い。」
「まだそんなこと言ってるの?でも別にいいよ。あの子とは絶対に番になんてならせないから。」
「手は出すな。絶対に。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
68 / 91