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「はい、朝ごはん。」
食欲はなかったが、食べやすいようにと汁物系の食べ物を優は作ってくれた。
「おぉ。凄い、美味しそう。いただきます。」
「いただきます…」
スプーンを持つが、手首が痛くて上手く動かせない。
すっとスプーンを取られた。
「はい。口開けて。」
「自分で食える。」
スプーンを取り返そうとするが、力もろくに入らない。
「ん…んっ…か、えせ…」
「返しません。諦めてください。はい、あーん。」
仕方なく諦めた。
口に運ばれてくる料理は食べやすく、美味しかった。
でも、すごく見られていられる気がする。
「以外。綾人君ってなんでも一人でやっちゃうのかと思ってた。普通のΩと違って頭もいいし、運動もできる。なんでもできるってイメージがあったから、なんか、うん…以外。」
「俺だって…出来ないことくらいありますよ。出来ないことがありすぎて嫌になるくらい。Ωだから、周りより社会的地位が低い分頑張らないと置いてかれる。能力も低いし、すぐに習得もできない…だか」
「はい、ストップー。」
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