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あれから一週間前。
いまだににちゃんと言えないでいる。
優のことは確かに運命の番だと思っている。だけど、番になるのは怖い。
その理由を改めて考えてみた。
βと同じ様な存在になるから?
違う…と思う。いや、そうかも…。
好きじゃないから?
それは絶対にない。
考えていて頭の中がごちゃごちゃになって段々わからなくなってくる。
ぱっと頭なのかに、゛運命の番゛が出てきた。
確かに優のことは運命の番だと思っている。だけど…?
胸に何かが突っかかる。
「綾人?開けていい?」
扉の向こうから優の声がする。
「うん。」
「あのさ、俺、話したいことがあるんだ。」
「な、に…?」
変な不安が綾人を襲う。それと同時に、なんだか体が熱くなっていく気がした。
発情期?いや、早すぎる。
「どうしたの?」
「何でも、ない…」
もしかして本当に発情期…?
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