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ゆうことを聞いてくれない体で必死にあるものを探した。
いつもより強い薬。飲みすぎると気持ち悪くなる。
それを二錠飲んで、ヒートが収まるのを待った。
◆ ◆ ◆
少し時間が経って、ヒートが収まった。
「優…さっきはごめん。」
扉を少し開けて顔を覗かせる。
ベッドで一人、横になっていた。
「ううん。大丈夫。俺、謝りたいことがあるんだ。」
「え…?」
「今までごめん。俺、綾人の気持ちなんて一切聞いてないのに、勝手に運命の番だとか思って、発情期来たら綾人の気持ち聞かないで…抱いたりしてごめん…。」
謝るのは綾人の方なのに、何故、優が謝っているのか分からなかった。
「優は悪くない。謝るのは俺の方。俺、優のことは運命の番だと思ってた。でも、番になるの怖くって言えなかった。というか、優が運命の番なのか不安だった。でも、優のそばに居ると発情期が月に何回も、来る。これって運命の番だから…?」
「俺はΩじゃないからわからないけど、きっと、そうだと思う。」
ゆっくり優に近づく。
「じゃあ、俺を優の…番にして。」
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