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愁くん
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「愁くん何でここにいるの!?」
またもや、期待はずれだった。だけど、今度は凹まずにすんだ。目の前にいるのは、翔くんの弟の愁くん。
翔くんと同じで美形で、大学は海外の学校に行ってた。
「夏樹に会いに来た。兄貴、ここにいる?あと、今日泊まらせてくれないか」
「いないよ。もしかして、愁くん自分の家忘れちゃったの!?」
「いや、違う。えっと、久しぶりに夏樹に会えたから...つい」
少し顔を赤くして答える秋くんは、昔から変わってないな何て、おじさんのように考える。
リビングで話してる途中に、翔くんが入ってきた。
でも、いつもだったらなつきぃとか言ってくるのに...言ってくれなかった。モヤモヤする...
「帰るよ。迷惑かけちゃダメでしょ愁」
「全然迷惑じゃないよ。むしろ、是非泊まっていって。夏樹の部屋でいいよね?」
「すいません...ありがとうございます」
何故か、二人とも泊まることになってしまった。久しぶりに、3人で寝れるんだと思うとワクワクする。
翔くんとも仲直りできたらいいななんて思いながら、お風呂に入りに行く。
「夏樹、俺も一緒に入っていいか?」
「いいよ」
愁くんに微笑みかけながら一緒にお風呂への廊下を歩く。学校生活のこととかを話したりしているうちについた。
「夏樹、俺も入っていい?」
翔くんが僕の手を掴んで、聞いてくる。さっきまで、話してくれなかったから、話しかけてくれて、嬉しいななんて思いながら、
「うん!3人で入ろっか」
「ありがと」
愁くんはあからさまに嫌そうな顔をしているが、翔くんはとっても嬉しそうな笑顔を浮かべている。
2人を見てると、兄弟っていいなって思ったりする時もある。
お風呂を出て、部屋に向かう。もう、ちゃんと準備してあった。
3人分のベットがあって、端っこに僕は座る。後ろから、抱きしてられて苦しい。
犯人は、誰だろうと振り返ろうとすると、キス...された。
「しょ...うくん?」
「前向いて、髪乾かすから」
翔くんは、何事もなかったかのように微笑んで、ドライヤーを僕の方に向ける。
温かい、風が出てきて、眠くなる。起きてないと...何て思っても結局寝てしまった。
起きた時、またいつもの朝が来て、少しだけ安心したのは、秘密にしよう。
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