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隣のクラスの神城くん
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「隣のクラスって言えばさ〜。」
掃除の時間中に篠山が話を振ってきた。
「神城がいるよね。」
「…神城?」
聞いたことのない名字だった。
「あれ?知らないの?」
篠山が意外とでも言うように声を上げた。
「篠山は知ってるの?」
「うん。俺、神城あんま好きじゃないな。」
篠山は少し苦手という顔をした。
わかりやすい。
「なんで?」
「噂なんだけどさ、あいついろんな男とっかえひっかえらしいんだよね。」
「へ〜。」
ん?男?
俺は男というワードに疑問を覚えた。
「女じゃないの?」
「違うよ。男だってさ。しかもすごいヤってるらしいね。とんだビッチだよ。」
男とヤるってなかなかなんじゃ…。
篠山は続ける。
「噂だけど1年の後半くらいから有名だよ?」
「そうなんだ…。」
「顔はすごく整ってて可愛いらしいんだけどね〜。」
俺はかわいいという言葉に反応する。
「そんなに可愛いの?」
「俺もちゃんと見たことないけどそんだけ男落とせるってことは相当可愛いってことじゃん?」
篠山はふっと笑った。
「相変わらず可愛いもの好きだね神崎は。」
笑っている篠山をぶすっとした顔で睨んでいると掃除の時間が終わってしまった。
「掃除終わっちまったじゃねーか…。」
「まーま。今日ここ先生いないし大丈夫っしょ!」
と軽く篠山に言われ、それもそうかと掃除用具を片付け2人で教室に戻った。
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