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声を届けたい神崎くん
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「…っはっ…。」
走るのが得意な俺でも流石に全力で走ったせいで息は上がり肩で激しく息をしていた。
旧校舎はそこまで遠くない距離にある。
木材でできた古い建物。
卒業生達の思い出がたくさん詰まっているらしく、取り壊しはまだ先らしい。
「神城、、、」
大きく深呼吸して目を開ける。
落ち着きを取り戻していく呼吸と一緒に勇気を心に乗せる。
俺は決して強くない。
けど、強くなくても守りたいものがある。
「待ってろ…必ず助ける。」
俺は少しの恐怖と大きな勇気を持ってその校舎に足を踏み入れた。
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