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風邪をひいた梅田先生
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「わ、かった……。」
梅田先生は半分涙目で僕の方を見る。
意地悪をしているわけではないのですがね。
そしてポケットにある彼の携帯を見つけると液晶を叩き勝手に使う。
「おま、人のけいたっ…うっ、ぁ…。」
僕は拭いているだけなのだが彼のその突起は敏感なようで。
「もしもし?」
すぐに出た電話の相手と話し始めたが、それに触れることを僕はやめなかった。
やめたら梅田先生がうるさそうだったので。
『ん?梅ちゃんじゃないよな。』
「僕です。黒咲です。」
『あーさっきーか!』
「…僕にも変なあだ名をつけていたんですか。」
『呼びやすいからな!』
電話の相手はふふっと笑った。
その横で梅田先生は僕に体温計を渡してきた。
突起を弄られすぎたのか熱のせいかとろんとした目でこちらを見てくる。
僕はその体温計を彼からもらう。
「梅田先生の事なんですけどね?」
『おう、梅ちゃんがどうした?』
「あーこれは重症ですね。38.6ですか。」
『ん?梅ちゃん熱?』
流石、物わかりのいい子で助かります。
僕は彼の突起に今度は直で触れる。
冷たい手で彼のそれを弄る。
「そうなんです。第2保健室で匿うので他の先生方に第2保健室を本日は立入禁止とさせてほしいと伝えてください。それから君のクラスの生徒達に梅田先生は休みだと伝えてください。」
『ん、わかった。』
彼は成績優秀者ですから、信用して話を聞く先生は多いでしょう。
まぁ、問題児には問題児ですけど。
ではまたと電話を切り、梅田先生の方へ向き直る。
「…っ…つ……。」
声を出さないように口元をぎゅっと手で抑え苦しそうに息をしている。
僕はその手をゆっくり剥がしていく。
「あなたが悪いんですよ。ちゃんと僕に教えてくれないから。」
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