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一階に下りてリビングに行き、テーブルの上を見ると、既に美味そうな朝食が並んでいる。
てか、できたから呼ばれたんだよな……。
「ニャー」
「ん?おはよ。ミー」
ミーは2年前に俺が拾った猫で
見た目は、真っ白の毛並みに、綺麗な青と黄色のオッドアイだ。
「ゴロゴロ……」
顎の下を撫でてやると、気持ち良さそうな声を出して甘えてくる。
「今日もミーは可愛いな」
「ふはっ!理央。声に出てんぞ」
声に出てたのかよ。くそ恥ずい……。
「笑うな‼︎さっさと飯食おうぜ」
「そうだな。その前に、可愛いミーにもご飯あげないとな」
くそっ。絶対わざと、可愛いって言いやがった。
無視だ!無視!さっさと食おう。
「いただきます」
ーーモグモグ
「どうだ?美味いか?」
ーーゴクッ
「美味い」
「そうか。よし、俺も食うか」
「てか、毎回作る度に聞くなよ」
「ん?だって気になるだろ?」
「馬鹿か。兄貴が作ってるんだ。美味いに決まってんだろ」
はぁ。当たり前な事聞くなよな。
ん?兄貴が固まってる。何でだ?
「お前なぁ。そういう事さらっと言うな」
「何でだ?本当のこと言ったらダメなのか?」
「いいに決まってんだろ。嬉しいし」
じゃあ何が駄目なんだ?
「これだから鈍感で天然は困る」
「は?俺は、鈍感でも天然でもないけど?」
「そうゆう所が鈍感なんだよ」
んー。自分じゃあ、良く分かんねぇ。
「その顔は、良く分かってねぇな?」
流石兄貴。やっぱ分かるんだな。
「まぁいい、さっさと食え。学校遅れるぞ」
「ん。分かった」
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