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理央side
「ふあ~~」
眠い……。今日はサボろうと思ったのに
今日も兄貴は休みで家に居るし……。
怖ぇからサボらず登校してるけど眠い……。
ーードンッ
「……!?」
俺の後ろから突撃してくる奴なんて1人しか居ねぇ。
「彰。朝からびっくりさせんな」
「おはよー!」
「おはよ」
こいつ。また人の話聞いてねぇ。
「昨日はありがとな」
「あぁ」
「今日は理央、サボると思ったのになぁ」
「兄貴が居たからな」
「なるほど」
「お前こそ今日は早いな」
何時も遅刻するのに、珍しいな。
明日は雨か?
「明日は晴れって、天気予報で言ってたから雨なんて降らないよ」
「は?何で分かんだよ!?」
こいつ。エスパーか!?
「エスパーじゃないよ。顔に思ってる事書いてるよ?分かりやすぎ」
エスパーって思ってた事も分かるのか。
「マジか」
「うん」
あっ。学校見えてきたな。……って校門の前に、あのうぜぇ担任が居るとか……。
「うわっ。理央、俺帰ろうかな」
「ここまで来たんだから帰るな」
「えー!だってアイツ居るし」
「無視して通るぞ」
「さんせーい」
校門の前まで行き担任の前を素通りしたかったんが……。
ーーガシッ
担任の前を通り過ぎる前に腕を掴まれた。
「チッ」
「おはようございます。鈴村くん、風魔くん」
「……」
ごめんな。彰、捕まってしまった。
謝るからそんなイライラするな。
「風魔くん。髪の毛の色、黒に戻すように言いましたよね?」
「は?知らね」
おい。彰、言われただろうが。
「あれ?鈴村くんもピアスしてるですか?」
「透明なのだから良いだろうが」
「良くないですよ。ピアスはピアスですから」
はぁ。めんどくせぇな。
「それにしても。よく見ると3つぐらい穴開けてるんですね」
「だから?」
「取り敢えず、明日からは透明ピアスも外してきて下さいね」
無視しやがった。てか、耳触んなよ……。
「ん。やめろ」
「耳弱いんですか?」
「あ?ふっ。あっ」
くそっ。好き勝手触りやがって。
「ストーップ!俺の大事な理央に勝手に触んないでくれる?」
ふぅ。彰が担任の手を除けてくれて助かった。
「失礼。では、そうゆう事なので髪の毛とピアス明日までに直しておいて下さいね」
「は?嫌に決まってんだろ。理央行こーぜ」
「あぁ」
次は止められることなく校門を通れた。
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