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ーーキーンコーンカーンコーン
「あっ。予鈴なったな」
「じゃあ、俺帰るねー」
こいつ……。マジで帰るのか。
これで頭良いとか恨まれるだろ。絶対。
「あぁ。俺は5、6と受けてから帰る」
「りょーかい。じゃあ明日な」
さて、怠いけど教室行って授業受けないとな……。
ーーガラッ
ーーシーン……
「ちっ」
胸くそ悪ぃな。俺が授業受けたらいけねぇのかよ……。
まぁ。気にしても仕方ねぇか。
次は……英語か。
下手くそな発音聞かねぇといけねぇのか。
我慢するしかないか……。
ーーガラッ
「始めるぞー」
「きりーつ!」
あー眠いな……。
ーーキーンコーンカーンコーン
ふぅ……。やっと6時間目終わった。
5時間目のあの英語のクソ教師……。
俺にばっかり当てやがって……。
まぁ、全問正解してやったけどな。
ーーガラッ
「終礼、始めますよー」
担任来たな。
終礼早く終わらせろよ……。
「──……で、鈴村くん」
「あ?」
「今日、午前中サボりましたよね?」
「だから何だよ」
「罰として居残りして下さい」
「は?嫌に決まってんだろ」
「サボった君が悪いのでは?」
「ちっ。分かったよ。残れば良いんだろ」
「物分かりが良くて助かります」
「は?喧嘩売ってんのか?」
「いいえ。別に喧嘩なんて売ってませんよ」
「では皆さん。また明日」
「「さよーなら!」」
何がまた明日、だよ。この偽善者が。
居残りとかまじ付いてねぇ……。
はぁ。帰ってミーに癒されねぇとな……。
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