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「兄貴に対していい度胸だな?」
「いや、その、ごめん」
兄貴だとは思わねぇよ……!
ん?後ろに誰かいるのか?
「蓮さん、後ろの人誰?」
「ん?あぁ、俺の知り合い。探してるやつが此処に居るらしくてな」
「へぇー?」
探してるやつは、よっぽどの不良だな。
此処はそうゆう奴らの、溜まり場みたいなもんだしな。
「蓮、誰と話してんだよ」
「あぁ、悪りぃ紹介するわ俺の可愛い弟達♪」
「蓮さーん、俺は弟じゃねぇっすよ?」
「俺にとっては可愛い弟だ」
また、始まった。兄貴と彰の弟かどうかの言い合い。
「細かいことは良い。それより俺は早く探した……居たわ」
「居たのか?仁」
「あぁ」
仁?待て、そんなはず無いよな?
如月と同じ名前なだけだよな?
「見つけた、理央」
「は?探してたのって俺の弟かよ」
「弟って聞いてびっくりしたよ」
「だろうな」
ど、どうしよう。に、逃げなきゃ。
「理央、逃げるか?」
「でも兄貴居るし……」
「後で蓮さんに言い訳しよう」
「……そうだな」
よし、そーっとそーっと……。
ーーガシッ
「ひっ……」
「何処行くんだ?理央」
そっと後退りしようとしたら如月に捕まった。彰も兄貴に捕まってるし……。
「取り敢えず俺ん家来い仁。そこで詳しく聞かせてもらう」
「分かった」
「理央と彰も、それで良いよな?」
笑顔が黒い……。逆らったら死ぬ。
「「は、はい」」
「んじゃあー行くぞー」
俺と彰は兄貴と如月によって、俺の家に連行される事になった。
これからどうなるんだよ……。恐怖しかねぇ。
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