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篝の部屋へ行った日から、数日が経った。
夏休みに向けて期末テストが始まり、生徒会役員や風紀委員も一時休戦で俺達も教室でテストを受けている。
俺と雅也と豪がA組で、由貴はD組、静也はB組。
因みに篝はD組だから由貴と同じクラスだ。
クラスは学力だとかは関係無しに、毎年ランダムで変わる。
去年は、由貴と一緒だった。
俺達が教室に来る事があまり無いせいか、朝から教室内も外もザワザワとザワついていたものの、流石にテスト中は静かなもので…。
今日は、数学と英語、それから化学と古典があって最後に政治経済のテストで終わりだ。
1限目の数学のテストは、理数系な俺にとってはスラスラと解く事が出来た。
問題は、4限目の古典。
理数系が得意ではあるが、他の教科も嫌いでは無いし割と滞りも無いと思っている。
だけれども、古典だけは話が別で。
どうしても好きになれず、いつの間にかすっかり不得手な教科となってしまっていた。
古典のテストは自信が無いし、出来れば目を逸らしたいものであったので古典のテストがどうにか無くならないかと思っては、みたものの。
無くなる筈も無く、あっという間に4限目の古典のテストが終わって俺は1人燃え尽きていた。
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