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滞り無く式典が終わり、風紀委員とは別れ生徒会室へと戻ってきた。
早朝から働き蜂の様に働いていた為、全員ソファーにもたれ掛かり一息つく。
そんな中、やはり由貴と豪はそわそわとしていて雅也は何とも言えない顔をしている。
静也は、いつも通り眠い眠いとぼやきながらも全員分の珈琲を淹れてくれる辺り意外と優しい奴だと思う。
静也が淹れてくれた珈琲を一口飲んだところで、俺は口を開いた。
「あのさ………聞いてほしい事があるんだけど」
尻窄みになってしまった声でそう伝えると、雅也以外は何か何かと視線を寄せてくる。
こんな風に自分から話を聞いてほしい等と言う事は殆ど無かった為、多分驚いているのだろう。
言おうか言わまいか先程まで熟考していたが、言うなら今しか無いと決心した。
やはり、この四人とは一緒に過ごす時間も多いし伝えておく方が得策な気がする。
変な風にバレてしまうよりかは自分の口から伝えた方がきっとまだましだろうと頷いた。
「俺さ……篝と付き合う事になったから」
ボソリと俯き加減でそう言うと興味津々といった顔をしていた3人は揃って口をポカンと開けた後で目を丸くして顔を見合わせた。
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