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俺の言葉を聞いた由貴は1度頷くと嬉しそうな表情を浮かべ、俺の頭をワシャワシャと撫でた。
「そっかあ……そっかあ!!よかったよ!由良さんにもやっと春が来たんだね!いやあ、本当によかった。まあさ…恋愛感情だとかはきっと追々分かっていけるだろうから、今は今の由良の気持ちを大切にすればいいと思う。まあ…俺も恋愛経験多い方じゃないからあれだけど、二人を応援するよ」
由貴は、いつも大抵ふざけている事が多いが今は珍しく兄の顔をしていて思わず照れ臭くなる。
俺より少しだけ大きい掌は温かくて心地良かった。
「由良ちゃーん!おめでとー!」
「おめでと、由良」
由貴に続いて、豪と静也も温かい言葉をくれた。
一足先に知っていた雅也も良かったなと微笑んでくれた。
こんなに喜んでもらえて、受け入れてもらえるとは思っていなかった為、嬉しさが一入募る。
話して良かったと、そう素直に思わせてくれる。
そんな4人の優しい気持ちに胸の奥が熱くなった。
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