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翌朝、俺が洗面所で旅支度をしているのを見つけた父さんが驚いた様子で声をかけてきた。
「おいおい、家出でもすんのか?」
「しないよ......ちょっと旅行」
「へぇ」
「大阪行ってくる。ユキに会いに」
「おぉ、ユキちゃん。連絡取ったのか」
「うん。昨日の夜電話したら、明日新大阪に迎えに行くって言われた」
「ははは、あの子らしいな」
「でしょ」
「一人で大丈夫か?」
「それくらい大丈夫だし」
「変な奴についてくなよ」
「子供じゃないんだから」
「おまえが誘うから余計にタチ悪いんだよ」
「むやみやたらと誘ってません」
「嘘つけ。今だって俺を誑かしてる」
「......ん」
一人で大阪に行くくらいできる。けど、一人になるのが少し怖いのは本当だった。アントニーにレイプされた後ほど酷くはないが、人込みが少し憂鬱ではあった。
だからといって一緒に大阪まで来てくれなんて言うつもりはない。そこまで子供になりたくなかった。だから代わりに、全身が痺れるくらいに愛されたかった。
「誑かすのは博之だけだし」
「へぇ?」
「夕方の6時に大阪に着けばいいから」
「帰りは?」
「決めてない。だから......ね」
「はいはい。腰が立たなくなったら送ってやるから安心しな」
「あは......博之大好き」
その場で服を脱がされて、バスルームへ入れられた。父さんも手早く服を脱いでいる。
「ここでするの?」
「久しぶりにナカ洗うのから手伝ってやるよ」
「変態......」
シャワーの栓を捻りながら、壁に押さえつけられてキスをした。
「後ろ向いて足開けよ」
俺は言われるがままに父さんに従った。
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