アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
はだかの王子様9
-
「お父様が僕の誕生会を⁈」
あぁ
本当に可愛らしいお方だ。
あんなに無邪気に喜んでいらっしゃる。
「えぇ、今夜」
「すごい!みんなエドワードさんのおかげです!本当にありがとうございます!」
そのように眩い笑顔で見つめられては困ります。
「いえ、そのような。私には勿体無いお言葉でございます。」
「すごいなぁ!すごいなぁ!」
輝くその瞳は、きっと私が魔法を使ったとお思いなのでしょう?
しかし…
「ライル様、お喜びになられるのは大変よろしいのですが、その御髪とお洋服はなんとかしなくてはなりませんねぇ」
今のままでも十分可愛らしいのですが、乱れた御髪と古されたお洋服では、勿体無く思います。
「へ?」
「失礼致します」
さぁ
私の可愛い王子様に、最高の魔法をかけて差し上げましょう。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 51