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もう平気(遥side)
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だいぶ眩暈も収まってきたので、
休憩時間に仮眠室を出て喫煙ルームへ向かった。
善人さんのアドバイス通りに
部長は喫煙ルームにいた。
僕は煙草を吸わないし、
煙草の煙は苦手なんだけど仕方がない。
透明な硝子で作られたドアを
ゆっくりとスライドさせて開ける。
「部長」
はっきりとその名を呼べば、
その人は顔を上げた。
「桜庭、もう大j「すみませんでした!」」
部長の声を遮って、頭を下げると
部長は「いや、いいんだが...」と言った。
「気まづかったですよね!?
失望しましたよね!?
だから僕のこと避けていたんでしょう!?」
大声でそう言いながら、
ゆさゆさと部長の肩を揺らす。
「いや待て...」
部長のその声も聞こえずに
僕はひたすら喋り続ける。
「待てって言ってんだろ桜庭ああああ!!!」
スパン...!
部長の怒声と頭を叩かれた衝撃で我に返った。
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