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深くは聞くな(遥side)
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旧友との約束...?
もしかして旧友と言いつつ恋人だったりして?
「あの、蒼羽様...旧友とはどんな方でいらして?女の方だったり、するのかしら...?」
僕が色々な思考を巡らせている間に
花崎が部長に尋ねた。
部長は「女では無い。旧友のことを深く聞くな。彼奴は...もう居ないんだ。」と言った。
部長がどんな気持ちでそう言ったのかは
分からないが、いつも無表情な部長が苦しそうに顔を歪めていた。
「ぶちょ...」
「もういい。お前達、仕事を始めろ。
花崎の仕事場は此処では無いだろう。
早く芸能部へ戻れ。」
僕の呼び掛けを遮って、
部長は背を向けながら言う。
部長、過去に何があったんですか。
僕じゃ、その傷付いた心を癒すことは
出来ませんか。
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