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「ふんふんふーん」
最近よくCMで聞く曲の鼻歌を歌っていたら、玄関からガチャっとドアを開ける音が。直ぐにりくとうみがフローリングを駆ける足音も聞こえた。
お弁当箱におかずを詰める手を止めて、リビングの扉を開ければ勢いよく2匹とも僕に突撃してきた。
「痛いよ、りく、うみ。そんなに楽しかったの?」
と聞けば、答えるようにわん!と大きな返事をされた。2匹ともお利口さんだけど、遊ぶの大好きだもんなぁ。よしよしとふわふわな毛並みを撫でていたら、
「ただいま。大人しくしてたか?」
「おかえり、みぃ。大人しく洗濯して、お弁当作ってたよ」
「なら良かった。シャワー浴びてくるから、コーヒー作っといて」
はーいと返事する前に、みぃは座り込んでる僕の髪にキスしてお風呂場に向かっていった。
………今日のみぃは、
「キス魔だ……」
真っ赤な顔をしてる僕を2匹は心配そうな声で鳴いた。
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