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「ーーーーーー。」
「―――はあ…………本当に情けねえな。陽太ちゃんの事を本気で愛してるなら、そんな事はさせねえってくらい言えるようになれよ―――でも、まあ……俺は別に構わねえけどな。陽太ちゃんの事、本気で狙うから……そのつもりで宜しくな……兎ちゃん。あ、だからと言って、お前の事、嫌いになる訳じゃないから誤解するなよ。」
またしても何も言えない俺を呆れた様な表情を浮かべつつ、チラッと一瞥してから、うってかわって明るく笑うと高橋は俺の肩をポンッと叩くのだった。
「た、高橋………お前……陽太の事が好き―――なのか!?」
「あのな、だからさっきから言ってるだろ……俺は本気で陽太ちゃんの事を狙うって。まあ、それはそれとして―――さっさとメシ食っちまおうぜ。」
その後、モヤモヤとした気持ちを引きずりながらも、もうすぐで授業が始まるチャイムが鳴るという事もあり急いで昼飯を食べた後―――慌てて、俺と高橋は教室へと戻ったのだった。
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