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紫色の異変。
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白
「紫せんぱーい。勝手に僕愛用の猫耳パーカー洗濯しないで下さいよー。」
のんびりとした口調でそんな冗談を言いながらリビングの扉を開ける。
少し寒い廊下から暖かい室内に入る。
温度差で少しだけ鳥肌がたった。
リビングを見渡したけど、そこには紫先輩はいなかった。
何処に行ったのだろうか?台所には多分居ないと思う。
いや、だって絶対、紫先輩 料理出来ないタイプだと思うんだよねー。
ほら、見た目怖いし、不良感まんさいだしぃ?
チョップかましてきたし
まだ、僕は根に持っているのだよ。
おぼえてろー………と、いた。
チョップのことを(正確にはそれをした紫先輩のこと)考えながらリビングと、
リビングから繋がる部屋に紫先輩を探していたら
まさかの寝室のベッドにダイブしていた。
おいおーい、客が来てるのにそれはないだろ旦那ぁ?
てめぇ、犯すぞ。
嘘ですけれども。
寝室の扉を完全に開け、中に入る。
電気はつけてないので、カーテンから見える月明かりだけを頼りにして歩いてゆく、
紫先輩は黒色ベッドにうつぶせで寝ていた。
月明かりに照らされた先輩の紫がかった髪はきらきらと妖しく光っていて綺麗だった。
リビングの光が眩しいだろうと思い寝室の扉を閉めると更に暗くなった。
「せーんぱい!あんまり無防備な姿を見せてしまうと襲ちゃうぞぉ?」
出来るだけあざとく聞こえるように、いつもより声のトーンを高くして喋る。
喉が痛くなりました。
ふらふらと紫先輩に僕は近づく
反応がない。
「せ、先輩?」
不安になって紫先輩の顔を横から覗きこむ形で上から見る。
だけど、生憎後頭部しかみえない。
頭に手を伸ばし触れようとしたとき、
紫先輩は起き上がって
僕の手を掴み、そのまま
ベッドに
押し倒した。
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