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出会い1-2
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外はまだ肌寒い冬。
手が寒く息を吐き手を撫り温めながら帰宅を急ぐ。
街のネオンは綺麗だ。
歩くたびに色んな人に声をかけられる知ってる奴だったり知らない奴だったりヤリ目的で声かけてきたりで何年通っても飽きない。
「ねぇ、僕と遊んでよ〜」
「俺…困ります。そういうんじゃ…」
いつもの逆ナンか…と思ったが珍しい。
ガッチリした図体の男が可愛い顔をした猛獣に襲われてる。
視界の端に映ったその光景に思わず足が止まり様子を見る。
「こんな所に1人で居るってことは暇なんでしょ?ちょっとくらいいいでしょ?僕と遊ぼうよ。気持ちよくするからさ」
「え、気持ち良くって……ゃ、あ、あの…俺」
デカい図体に似合わず赤面しながらオドオドとし、キョロキョロと誰かに助けて貰おうと周りを見始めた男とガン見していた俺は視線が目があってしまた。
もう涙目で助けてくれ!!っと訴えてくる。
思わず顔を背けて笑ってしまう。
あの図体であの涙目で必死に俺に助けを求める姿が以外にも可愛いと思ってしまった。
笑いを落ち着かせ顔あげると俺が助けてくれないのだと勘違いしたのか絶望にかられている顔でこちらを見る少年の顔が視界に入った。
ヤバい…コレは癖になりそう。
可愛いなこの子。
「ねぇ、何見てーーッ!李玖さん!!」
「ん?君と何処かで会ったけ?」
「い、いえ!初めましてです!!僕に何か用ですか?!」
さっきまで少年に絡み付いていた腕は俺をが近付いたことにより既に剥がされどうでも良くなったのか前のめりで俺に詰め寄り期待するかのように鼻息荒く寄ってくる可愛い顔の猛獣ちゃん。
「いやー。ごめんね。そこの子知り合いの子で…さ。連れて帰っていい?」
「え?!そ、そうだったんですか?!いいです!全然いいです!!あっ!僕、ユウっていいます!今度遊んで下さいっ!」
知り合いと言うとバッと後ろを振り返り慌てて頷き差し出すとちゃっかり自分のアピールを忘れない。
「あー、ユウちゃんね。ありがとう。今度お店来てね」
「は、はい!!」
「じゃねー。ほら、行くよ」
お店に来てと言われると嬉しそうにユウは頬を赤らめてコクコクと頷きぺこりと頭を下げ手を振って来たのでニコリと笑顔で返し、場に着いて行けてない少年の手首を掴み歩き始めた。
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