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すれ違い1-5
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此方へどうぞとカウンター奥のフロアへ通されエレベーターに乗り12階のボタンを押し上の階へ向かう。
その間俺はと言うと嬉しすぎて顔がニヤけるのを俯きながら隠していた。
嬉しい。俺が来るのを待っててくれた?わざわざお店の人に伝えてくれてた?期待していいのだろうか……。
「着きました。此方でお待ち下さい」
通された部屋で普通のワンルーム。
普通と言っても目の前にキングサイズのベッドが1つにその目の前にはデカいスクリーンが1つその左右には3個ずつスクリーンが並んでいる。それと冷蔵庫と台所と…といった必要最低限な家具。
「デカいテレビ…」
ベッドは李玖さんの家で見たので驚かなかったけど…テレビがデカい映画館なんて行かなくてもいいくらいココで映画観賞したいとも思える。
ベッドの脇にリモコンが2つ。
誰も居ない空間だけど靴を脱ぎダブルベット脇に靴を脱ぎ揃え「失礼します」告げてから中央部分に座る。
大きい方がデカいテレビのリモコンだろうと電源を入れる。
「普通の番組なのに大迫力…」
少し楽しくなって来てしまった。
隣にあるリモコンは小さな電源のリモコンだろうか?でも6台あるのに1つだけ?と首を傾げ辺りを見渡すが1つしかない。電源を入れ見るがどの番組も砂嵐だった。
「壊れてる…のかな?」
電源を切りデカいテレビで何か見ようとチャンネルを変えているとスクリーンの下に小さい機械があるのに視界に入った。近寄って見るとボタンが3つ。
なんだだろう?と躊躇なく右のボタンをカチリと押した。
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