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カフちゃん
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都明の右手にはしっかりとパソコンが握られている。
「都明さんはお店の経理もされているんですか?」
パソコンを持っているということは今日の売り上げなどパソコンに入力するためなのか、と思い、聞いてみたが都明は首を振る。
「いや、お店の経理や雑用などとかは翠がすべてやっている。だから俺達はそのことに関しては何もしない」
螺旋階段をおりながら、都明は琴音の問いに答えてくれる。
「じゃあ、なんで…、」
パソコンを持っているのだろう…?
その答えはすぐわかることになる。
ダイニングルームに着いて、都明はソファーに腰をかけノートパソコンを開く。
その瞬間、都明がパソコンに向かって満面の笑みを向ける。
(っ?!…え?都明さんが笑顔満開っ‥!!)
満面の笑みでパソコンを見ている都明に琴音は驚いてしまって瞬きを繰り返す。
売り場では無表情で、さっき口元を緩めて微笑みかけてくれたが今の蕩けそうな笑顔じゃなかった。
「カフちゃん…今日も可愛いな…ふふっ」
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