アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
恩返し
-
「…無料で?なんでそこまでしているんですか?」
なぜかイライラしたような口調で詰問してくる。
その口調に優典は、少し萎縮してしまう。
(僕、何か悪いこと言ったかな‥?でも事実を言っているだけだし…)
後、初対面なのにこんなにも個人的なことを喋っていいのかな…、
とふと自問自答としたが、
この一見さんなら大丈夫だろう…、
と優典の中にはなぜだかわからないそんな自信があった。
「‥今はカフェもマンションも経営が順調だからです。…だから恩返しようと思ったんです。バイトの子達にもちゃんと個室の部屋はあるんですが、お風呂やトイレは共同で使うので、男の子限定ですけど…」
今バイトを六人雇っているが、住み込みで働いてくれているのは弓木と明日真の二人だ。
優典の自宅のキッチンに置いてある冷蔵庫に入っているものは誰でも食べていいことになっていて、個々の部屋にも小さな冷蔵庫があるので自分用の食料はそこに入れておくのが決まりだ。
朝ご飯は自宅で優典が作り、昼と晩はカフェで出しているメニューなら何でも食べていいとなっているので、一応まかない付きだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 100