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大人
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(ここまで来ると完全な人間不信だな…。‥昔はこうじゃなかったのにな)
これが大人というものだろうか?
と考えて、
違うな、とすぐにその考えを打ち消した。
きっと大人というのは優典みたいに、人の気持ちを汲んであげるということ。
それが大人だ。
だとしたら、自分はまだ子供だ。
優典を試そうとするのだから。
「だから、冗談で店長にちょっかいかけるなよ!俺らの大切な店長なんだから」
さっきまで黙って仕事をしていた明日真が宇榮原に向って、急に声を上げる。
バイトにここまで愛される店長はなかなかいないよなー、
と思うと同時に嫉妬心も生まれてくる。
「本気ならいいんだろう?」
挑発的に言うと、明日真の顔が怒りでみるみるタコのようになっていく。
それを宇榮原が笑うと、明日真の怒りは頂点に達していた。
一度おばぁちゃん宅に出向き、電球のサイズを測ってから一緒にスーパーに行って、再びおばぁちゃん宅に戻り電球を取替えてから、おばぁちゃんとお茶を飲んでいた。
もうそろそろ出勤時間なので、おばぁちゃんにお茶の礼を言って帰って来た。
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