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二号店
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「…さ、さっき、何の話をしていましたっけ‥?」
優典が話しを逸らそうとする。
「何が温かいのか?っていう話です」
「そ、そうじゃなくて…!…あ!二号店を出さないのか?っていう話でしたよね?」
そうだ、二号店を出した方がいい、とかそんな話をしていたんだ、と優典は必死で思い出して、話を逸らそうとした。
「こ、このお店は…、」
「優典さんが二号店を出す気がないのはわかっています。優典さんもお客様も場所がいいんですもんね」
二号店なんて出してもうまくいくはずがない。
ここの場所でしかカフェ・リノは成功しないことを優典はちゃんとわかっている。
(あれ…?)
二号店を出す気がないのをわかっていて、宇榮原はなぜ聞いたのだろう?
「それよりさっきの温かいって何のことですか‥?」
宇榮原は詰問の手を休める気はないみたいだ。
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