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鼻歌
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(僕も鼻歌を歌っちゃそうだ‥)
宇榮原の真似をするように、鼻歌を歌いながらもう一回花いじりをしながら、宇榮原の帰りを待つことにした。
その時、声を掛けられる。
「あの〜、もしかしてここの店長さんですか?」
「‥え?あ、はい。僕が店長ですけど‥?」
声がした方を振り向くと、そこにはスーツを着た中年男性が立っていた。
「良かった!店長さんと直接会うことができて!いつも朝は怖い顔をした男の子が立っているし…。店長さんに直接渡したかったんですよね。これ、どうぞ!」
(いつも朝は怖い顔をした男の子が立っているし…?)
「…はぁ、どうも…」
言われたまま男が差し出してきたチラシをもらう。
そのチラシに視線を落とした瞬間、優典は眉を顰めてそのまま表情が固まった。
その優典の表情を見て満足したのか、男は勝ち誇ったような表情で、それじゃまた!と嫌味っぽく言い残して去っていた。
それじゃまた!ということはまた来ます、という意味だろう。
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