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お礼
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明日真の隣にいる弓木は、気にせずさっせと働いている。
「あいつ、わざとだろう…。子供達のためと言いながら、定休日まで店長を独占したいから、風船やおかしなどをもらってきて、あの義理堅い店長がお礼を言わないはずがない」
明日真がテーブルを拭く布巾を、ギュウッと握り締める。
宇榮原は毎週のように子供達のためと言っては、
風船やおかしや昔ながらのおもちゃなど、実家のコネで無料でもらってくる。
あの優典が無料でもらって、お礼を言いに行かない訳がない。
休日も優典と一緒にいたいがために、もらってきているに違いないと明日真はみている。
「なんでここで働いているんだ!?あいつは!!自分の店をもつんじゃなかったのかよ!」
「…バイトの面接に来たもんな。…あれは驚いた…」
弓木は明日真から、宇榮原のことは聞いていた。
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