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目の前
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海砂side
たまにある眠る前の記憶が曖昧なものが今日久しぶりに起きた。小さい頃からあるコレは最初は頻繁だったのが中学に上がってからは年に1回か2回ぐらいしか起きなくなっていた。原因は記憶も曖昧になっているので分からなくて正直慣れてしまった今ではあぁ、またかって感じだが最初はとても怖かった。
「海砂、気分はどう?」
「元気だよ!起きたら久兄も莉沙兄もいるなんて嬉しいっ!」
「んー?これからは毎日一緒だよ?」
「いや、それは無理でしょ久兄」
いつもは寮生活でお家にいなかった兄たちが目の前にいるのが嬉しくてベットからぴょんっと久兄に向かって飛ぶと少しも動かず僕を受け止めてくれた。本当に久兄大好き!!莉沙兄も聖兄も大好きだけどやっぱり久兄が1番っ!
ぐりぐりと頭を久兄の方に擦り付けているとクスクスと笑い声が聞こえた。
「ウサチャン可愛いネー。いや、みんな可愛いのかなー?センセー以外は」
「はっ。俺を可愛いって言うやつは今まで1人もいねぇよ」
「だよねー。可愛いってより怖いだよネー」
「??久兄は怖くないですよ!」
「うんうん、ウサチャンはそのままでいてねー」
「?」
*訳の分からない海砂と仲間に入りたい次男と末っ子を離さない長男と観察者のハイネ
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