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期待
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「うー、もうなんなの。馬鹿なの?拉致されてる状況、わかってんの?」
わかってるよ。
この意を伝えようと、こいつを見つめてみると
照れて、真っ赤になって、目をそらされる
・・・しょうがねぇじゃん?
こんな反応するやつ、今までいなかったんだから
なんか、言葉では言い表せねぇけど、どうしても気になるんだ。
「あー、もう、知らないから。これは、涼ちゃんのせいだからね!今回は、僕、悪くない!」
そして、いきなり俺に覆いかぶさってきて、・・・キスしようとしてきた。
バキッ!!!
「えー!うそ!痛い!殴らないんじゃないの!?」
「それとこれとは別だ!身の危険を感じれば、殴る」
「そんなの聞いてないー、流すよ動画ー」
「じゃあ、ここで息の根止めとかねーとなぁ」
「やぁ、待って待って、うそ、流さないから!・・・さっき言ってたのとなんか違うー」
「じゃあ、ついでに足枷も取ってよ、殴るぞ」
「そ、それはさすがに・・・ね、殴り殺したりしないでね?僕死んじゃったら、鍵は上にあるから、涼ちゃんも餓死だよ!」
「じゃあ、死なない程度に殴る」
「うそ!?さっきのキュンな涼ちゃんは、どこいったの?殴るの?殴るの?・・・なんで、涼ちゃん、笑ってんの」
あ、笑ってんのバレた。
こいつ、どんだけ脅し道具使いこなせてねんだよ。
悪いこと、今までしたことないんじゃねぇの?
「あはは、やっぱりお前、なんか好きだわ」
そう言うと、またボッと赤くなったこいつを見て
結構面白い監禁生活になるかも、なんて、期待してしまった、俺って・・・まぁ、いいか
「・・・涼ちゃんの小悪魔」
一応、楽しい夏休みになりそうだ。
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