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懇願
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甘ったるい目線に見つめられながら、必死に流されまいと抗う
「お願い、涼ちゃん、ね?」
「ダメだって」
「じっとしてるだけでいいから」
「無理」
「はぁ、これじゃあ計画が台無しだよー」
「あ?計画?」
「いやー、なんでもない・・・うーん、じゃあね、何もしないから、一緒に寝てもいい?」
「・・・いや」
「ほんとにダメ?」
「・・・しつこい」
「一緒に寝てくれたら、明日のグラタン、ハンバーグ入り」
「・・・」
「ガリガリ君、苺ミルク」
「う、ぁ・・・」
「シュークリーム」
「寝るだけなら」
「ふふ、やったー」
さすが、変態。俺の好物、熟知してやがる。
これは、仕方ない。
まぁ、寝るだけなら、別に大丈夫だろ。
「はぁ、じゃあ、もう寝るから」
ユキが、一緒に寝れるように、ベッドの壁際に寄ってやる。
「うん、へへ、お邪魔しまーす」
ユキが、ニコニコしながら、布団をめくって入ってくる。
1つのベッド、1つの布団
大の男が2人・・・
・・・近い。
俺は恥ずかしさから、壁の方を向いて寝ることにした。
すると、背中に感じるユキの体温や息遣いに余計ドキッとした・・・
ていうか・・・ていうか、
近すぎじゃね!?
あからさまな密着具合に呆れる程だ。
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