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食後
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次々と出されたものを胃に収めていく
「・・・涼ちゃんって、ほんと、おいしそうに食べるよね」
あのあと、かぼちゃのポタージュも作ってくれて、グラタンもおかわりして一緒に食べた
そして、プリン、シュークリームを食べて、しめにガリガリ君を食べてるときにこう言われた
?
「おいしいからじゃね?」
「そんなに食べてたら、飽きるでしょ、ふつうー」
「お前の食が細いだけだろ?だから、そんなヘニャヘニャなんだよ、うまいもんはうまいぞ。ほら食ってみろ」
ユキも一緒にご飯を食べてたが、初めのグラタンから、あとは何も手をつけていない
食べかけのアイスを口元にもっていく
「間接ちゅーと、涼ちゃんのあーん・・・」
なんか、ボソッと呟いた後、決心したように、差し出したアイスにかぶりついたユキ
「な?食えるだろ?」
「うん、おいしー。もう、ほんと、いろいろごちそうさまです」
「まぁ、お前のグラタン以上にうまいものはねぇけどな」
「っ、」
そう言うと、ユキは急に目を潤ませ、泣きそうになっていた
「は?なんで、泣きそうになってんだよ?」
情緒不安定か
すると、次はその潤んだ目を細め、ニコッと綺麗な笑顔で俺を見つめた
「いや、最後にいい経験ができたなーっと思って」
「ん?最後??」
「ねぇ、涼ちゃん?グラタンおいしかった?」
「は?え、うん、そりゃあ、めちゃくちゃおいしかったよ」
「ふふ、ほんとよかった。じゃあ、僕は満足かなー」
会話の流れがむちゃくちゃで、思考がついていかない
「・・・涼ちゃん、ねぇ、後ろ向いて?」
逆らえない、そんな雰囲気を感じて、言われるままに後ろを向く
後ろで、ぐっと息をのむ、ユキを感じた
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