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手掛かり
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はぁ。
今日も、なんの手掛かりも掴めなかった
翔太と拓海が一緒に探してくれ始めてから、一週間がたったけど
近所のじいさん、ばあさんにまで聞き込んでも、みんな、知らないようだった
あれだけ、俺のことを知っていたわけだから、近くで生活してるもんだと思ったが、こうも知られてないとなると、やっぱり、ここらへんにはいないのか?
翔太と拓海も、中学校のタメとか知り合いに聞いてくれたみたいだけど、ピンとくるやつはいなかったみたいだ
ていうか、俺も俺だよ
神崎ユキって名前以外、写真もなければ、年齢すらわかんねぇんだから
なんにも手がかりがないから、どういうやつか説明するのも難しい
諦めるなんて考え、はなから考えてもなかったけど
ここまで手応えがないと、やっぱり弱気にはなる
「はぁー、もう、どうしたらいんだよ!」
ガタッ「うるせぇー!次待ってんだよ!さっさと風呂からでろ!」
いきなり風呂のドアが開いて、奏がどなってきた
「うわ、びっくりした」
「遅すぎんだよ!何時間入るつもりだよ。なにうじうじしてんのか知らねぇけど、そんなに入ってたら、ちんこふやけるぞ!」
「・・・なんで、ちんこ限定なんだよ」
「あぁ?ユキちゃんに使わなかったんだから、もういらねーのかと思った」
いきなりのユキの話に一気に体温が上昇して、思考が追いつかなくる
「な、なな、なっ、なに言っt「あー、動揺されすぎて、ちょっとひいた。きもい。とにかく、さっさと出ろよ」
バタンっ
「・・・・・・」
ちっ、奏のやつ、本当にデリカシーねぇ
ブツブツ言いながらも、つかりすぎて、でた汗をシャワーで洗い流して風呂を出る
今日が9月7日
ユキと離れてから一週間
足首にうっすらとついていた足枷の形は、もうすっかり治って、跡形もなく消えていた
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