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禁句
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「「おはよっ」」
「うわっ、びびった」
登校中、いきなり、肩を叩かれたと思ったら、拓海と翔太だった。
「誕生日おめでとうー!」
「そうだよ、おめでとう」
LINEもくれてたのに、会って早々、こいつら女子かよ、とか思いつつ、嬉しくて顔がにやける
「おぅ、ありがとう」
それから、学校まで、3人でたわいもない話をする
奏が腹立つこととか愚痴りながら歩いていると、拓海が、ふいに話し出した
「そういえばさぁ?やっぱり、神崎ユキって、見つかんな「ばっ、拓、お前それ禁句・・・あーぁ、もう手遅れだよ」
翔太が途中で遮ったけど、俺の耳にははっきり届いた
神崎・・・ユキ・・・見つからない・・・手遅れ・・・あぁ・・・。
「・・・ユキ、ユキ」
「ほらな?めちゃくちゃ落ちこんだじゃねぇかよ」
「うん、今のは俺が悪かったかも」
「あぁ、くっそ、ユキ・・・」
「なんか涼、病んでるよな」
「俺もそう思う」
「はあぁぁあ」
俺のテンションが落ちきった頃、ようやく学校に着いた
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