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放課後
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「で、涼はもう帰るわけ?」
学校が終わって帰る準備をしていると、翔太が寄ってきた
「うん、なんか奏が寄り道せずに帰ってこいって言ってたから」
「おまえ、文句言う割には、弟の言いなりだよな」
「うるせぇ、いいんだよ、それは」
言い返す俺におかまいなく、翔太は少し悩む素振りをして、話し続ける
「じゃあ、俺ら、まだやることあるから、帰り1人になるけど大丈夫か?」
「ガキじゃねんだから、大丈夫だよ」
「へー、そうかそうか。じゃあ、気をつけろよ」
「お前ら、ほんと俺をなんだと思ってんの」
「傷心中の少年」
「・・・間違ってねぇのが腹立つ。もういい、帰る!」
「おう、じゃあ、おいしいケーキでも食べとけよー」
「はいはい、ありがとよ。じゃあな」
そうやって、翔太となんだかんだ話した後、学校を足早に去って、家へ急いだ
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