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放置
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ガチャン、ガチャン!
ちっ、やっぱ、ちぎれたりしないか。
この足枷さえなければ、逃げられるのに。
「そんなことしたって、無駄だってー?ほら、漫画でも読む?暇でしょ?」
「うるせー!誰のせいだと思ってんだ!これ、外せよ!」
「それは、無理ですー」
さっきから、こんなんの繰り返しだ。
監禁されてんのに、緊張感がないのは、こいつがあんなことを言っておきながら、なんにもしてこないからかもしれない。
まじで犯されんのかと思った
こいつは、俺にはギリギリ届かないベットで、横になって漫画を読んでる。
俺の周りには、普通の少年漫画が重ねられている。
これを読んで暇を潰せと?
あー、こいつが、なにをしたいのか、全くわかんねー
「あ、ちなみに、さっき涼ちゃんのケータイから弟くんに、夏休みの間、友達のとこに泊りこむって、メールしといたからー」
「は?どうやってだよ、ケータイはロックかけてただろ!」
「・・・指紋認証って、危ないよねー。持ち主が意識なかったら、簡単に解除できるもん。」
くっそ、俺の馬鹿!
番号でロックかけときゃよかった。
これで、少しの希望もなくなったじゃねーか。
「つうか、お前、なんもないなら、俺を解放しろ!今なら、忘れてやるから」
「忘れられるなんて嫌だよ。あと、今はなんもしないだけだしー。てか、うるさい」
もう、なんでこんなやつに捕まったんだよ!
俺は諦めて漫画を手にとった。
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