アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
限界
-
とくに、なんもしないまま、結構な時間が過ぎた。
この部屋には時計もないし、外の光も入らないから、感覚でしかないけど
そして、俺は重要なことに気づいた
・・・トイレ行きたい。
「なぁ」
「ん?どしたー?お腹減った?」
「あの、えっと、トイレ、いきたいんだけど」
俺がそう言うと、こいつは目を輝かせて俺を見た。
「そっかー、やっとかー・・・
いいよ、そこでして」
は?何言ってんだこいつ。
「馬鹿?トイレ、連れてけよ」
「僕ね、涼ちゃんの誰にも見せないような、いろんなとこが見たいの。もちろん、時間をかけて、たくさんの姿をね?」
にこっと笑った顔に、寒気を覚える。
ここで初めて、こいつは俺に何もしなかったわけじゃなくて、ひたすらこの時を待っていたことに気づいた。
そして、こいつの頭はやっぱり、イカレてる、と。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 91