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The wing which died surely turns into love
人は見た目、…じゃない
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ガチャリと鈍い音を立て、俺の右の手首に冷たい感触が広がる。
「はぁ?」
手首に絡む手錠に、眉根を寄せ、見上げようと首を捻る俺の左手にも、冷たい感触。
再び、手元へと移した視線の先には、配水管を跨ぐように這った手錠に、俺の両手が拘束されていた。
「これ、なんだよ。外せやっ……」
両手を左右に引き、外そうとしても、ガチャガチャと金属の擦れる音がするだけだった。
睨みつけるように、首を回せば、男は、むっとした顔で俺を見下ろす。
「見かけでネコって決めつけられんの…、腹立つんだよねっ」
むすっとした声を放った男は、するりとしゃがみ込み、俺の腰に腕を回す。
その腕から逃れるように腰を左右に振るう俺に、男は、くすくすとした笑いを零す。
「何? 腰振って、……煽ってんの?」
男は、可笑しそうに笑いながら、俺のベルトを外す。
「ちげぇよ、馬鹿っ」
肘で殴ってやろうとする俺に、男は、するっと身体を逸らせた。
「俺は、タチだってのっ」
苛々する思いのままに、怒鳴るように声を放つ俺に、男は、ふっと鼻で笑う。
「そんなコの処女を頂くのが、俺の趣味…」
身体を、べたっと重ねた男は、俺の顔を覗き込み、舌舐めずりをする。
背中を、ぞぞぞっと悪寒が駆けた。
「処女じゃねぇしっ」
叫ぶように発した俺の言葉を、男は華麗にスルーした。
いとも簡単に、ベルトを外され、下着ごとズボンを下げられる。
外の冷えた空気が、尻を撫で、身体が震えた。
両腕を固定され、便器に伏せられた身体に、尻だけを出した、何とも間抜けな格好だ。
「ちょ、…本当、マジで、勘弁して……」
威勢は、どこかへ吹き飛んだ。
なんとか、この悲惨な現状を回避したい。
申し訳なさげに、困惑気味の視線を向ける俺に、男は、ニタッとした笑顔を見せる。
「……イヤ」
ふふっと鼻の奥で笑う男に、諦めの感情が芽生えてくる。
何とか外れないかと揺する両腕。
「っ………」
男の指が、俺のアナルの縁を撫ぜた。
手元へと集中していた意識が、尻に向く。
「入んねぇって……っ」
顔を歪め振り返り、嫌そうに放つ俺の声に、男の指は、うねうねとアナルの淵を刺激する。
「ひっ…………」
冷え切ったローションを垂らされ、喉が引き攣った音を放った。
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