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The wing which died surely turns into love
大きく跳ねる心臓
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いつの間に解かれたネクタイで、俺の両手首が身体の前で結ばれていた。
「結芽…?」
俺の声に、結芽は、上から見下ろすように瞳を向ける。
「何? これ……?」
縛られた手を持ち上げて見せた。
「たまには良いだろ? 拘束プレー」
ししっと悪戯っ子のような笑い声を立てる結芽。
「結芽が縛られる方じゃないの?」
結芽の笑いに釣られるように、くすりと笑った俺。
呪力で、外せないことをなかったが、バレるコトを恐れていた。
「拘束されたまま、襲われるのも悪くないだろ?」
結芽は、俺から身体を離すと、縛っているネクタイを掴む。
自分から遠ざけるように、俺の身体へと押し付けた。
俺の前を寛げ、ぺニスへと唇を寄せた結芽は、ちらりと覗く赤い舌で、擽るように、舐め上げた。
久し振りの刺激に、ゾワゾワとした熱が腰から這い上がった。
「は、ぁ……」
俺のぺニスは、直ぐに硬く勃ち上がる。
空いている手で、コンドームを手にした結芽は、口を使い、それを開けた。
少しだけ顔を出したコンドームの端をくわえた結芽は、そのまま口の中に収めた。
「何してんの?」
問う俺に、にたりとした笑みを浮かべる結芽。
薄く開いた唇を俺のぺニスに押し当て、口でコンドームを付けていく。
「ぅ……ぁ…」
温かな柔らかい口腔内に包まれるように誘われ、思わず、吐息を漏らした。
ずるりと結芽の口腔内から、ぺニスが引き抜かれた。
唾液と潤滑剤で、てらてらと光を反射するぺニスの数ミリの距離、結芽の唇が、言葉を紡いだ。
「お前、佳梛じゃねぇだろ?」
ギロッと、睨み付けるような結芽の瞳が俺を射抜いた。
ドクンっ――。
責めるような、嗜めるような、怒りを向ける結芽の瞳に、心臓が大きく跳ねた。
瞳から読める結芽の記憶は、総てを知っていた。
思い、出していた……。
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