アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
The wing which died surely turns into love
直に感じたい
-
ははっと小さく笑った結芽は、俺の髪を指で梳く。
「音里」
呼ばれた名に、ぞわっとした痺れが、身体中を這い回った。
「……っ」
喜びに、身体が震えた。
再び、目頭が熱くなる。
沸き上がる涙が落ちないように、深く目を瞑る。
「音里……、消すなよ。俺の記憶」
ポンポンっと慰めるように叩かれる頭に、何度も小さく頷いた。
縛られたままの両手で、ぺニスを支え、結芽の中へと押し進もうとした。
結芽の肌を直に感じたいのに、薄いゴムが邪魔をする。
ゴムの1枚すら煩わしかった。
直に、結芽の熱を感じたかった。
「取って……いい?」
ずるずるとアナルに擦りつけながら、懇願するような瞳を向ける俺に、結芽は、きゅっと眉根を寄せる。
「やっぱり…。そっちにも、なんかあんだろ?」
訝しげな声を放つ結芽に、俺は、情けなく笑うことしか出来ない。
「…たぶん、俺の体液全部、…媚薬みたいな効き目、あるんだよね」
困ったように、言葉を紡ぐ俺に、結芽は、呆れたように笑う。
「しゃぁねぇよな……俺も」
腰に回された結芽の踵が、俺の背を撫でた。
「直接、感じてぇし」
俺の頬を両手で包んだ結芽が、顔を寄せる。
にゅるりと忍び込む結芽の舌は、俺の口腔内に溜まる唾液を舐め取っていった。
てらっと濡れた唇を、滑る舌が、這っていった。
色香を放つ結芽の姿に、身体中を這い回る欲望に、縛られたままの手で、無理矢理にゴムを外した。
バチンっと鳴った音に、腰に回っている結芽の脚に力が入る。
早く来いと言わんばかりに腰が引き寄せられた。
ズブズブと結芽の中へと飲み込まれる俺のぺニス。
うねる内壁に、柔く締めつけられる感覚は、痺れるような快感を脳にもたらす。
「はぁ………」
直ぐにでも吐き出してしまいそうな欲望に、深く息を吐き、意識を逸らす。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
58 / 110