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The wing which died surely turns into love
幸せだから、泣くんだよ
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溢れ出るカウパーに、結芽が身動いだ。
緩く燻らす腰に、結芽の熱い吐息が零れ落ちる。
蕩ける結芽に、呪力は落ちても、媚薬の作用は、落ちていないのだと感じた。
肝機能をあげようと、そのくらいは造作ないだろうと触れた手に、結芽は、快楽の中で笑う。
「あんな……、お前の…その、なんだ…、なんかに、当てられた…訳じゃねぇぞ」
俺の背を上がった結芽の足に身体が引き寄せられた。
「前ほど、お前の身体、熱くねぇし……」
くすりと笑った結芽は、俺の頬を両手で包んだ。
「好きだから、気持ぃんだろうがっ……」
パンッと気合いをいれるように叩かれる頬に、痛みが喜びに変わった。
愛される喜びが、胸を占めていく。
睨み付けているつもりの結芽の瞳は、蕩け潤み、俺を煽るだけだった。
「でっかくすんなっ」
むにゅっと俺の頬を摘まむ結芽。
「仕方ない、だろ…」
頬を摘ままれたまま、くすくすと笑いつつ言葉を紡ぐ俺に、結芽も呆れたように、熱い息に塗れる笑みを零した。
「結芽……、好きだよ」
極まった感情が、俺の瞳に涙を浮かべる。
緩く腰を揺らしながら、言葉を紡ぐ俺に、結芽の手が頬を包み、親指が瞳の下を滑った。
「お前、泣き虫だっんだな…」
くすくすと笑った結芽は、身体を起こし、顔を寄せる。
結芽は、零れ落ちそうな俺の涙を唇で受け止めた。
「嬉しいから……、幸せだから、泣くんだよ」
潤む瞳のままに結芽を見詰め、呟き笑む俺。
結芽は、慰めるように俺の頭をくしゃりと撫でた。
はぁっと重い息を吐いた結芽が、ぽふりと背をベッドへと預けた。
「んっ………」
ぐっと抉るように蠢く俺のペニスに、結芽の甘い息が部屋に響いた。
縛られたままの両手で、結芽の腹をベッドへと押しつけ、腰を燻らせる。
はぁはぁと獣じみた息を吐き、交わる音が、気持ちを掻き立て、身体を高みへと誘って行った。
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