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The wing which died surely turns into love
何してんの? < Side Y
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ふぁあぁぁ。
ひとつ欠伸をして、ベッドから降りる。
相変わらず、腰が重い気がする。
音里の名前を聞いてから、数週経った。
俺の就職先も無事に決まり、歓迎会と称した飲み会に誘われたのが、昨日のコト。
パンツ一丁の格好で、パコッと音を立て、冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。
ピンっとパンツを引っ張られ、視線を向ける。
そこには、しゃがみ込んで、俺の尻を見つめる、片羽の天使……って、柄でもねぇな。
上半裸で、短パンを履いた音里が、俺のパンツを摘まんでいた。
「朝から、ヤんねーぞっ」
パシンっとパンツを掴む手を払い除けた。
「わかってるよ」
そう声を零しながら、音里は俺の尻に…、穴の近くに指を突き立てた。
「ぅおいっ」
「違う、違うって」
突き立てた指を、うねうねと動かしながら言葉を紡ぐ。
何が違うというのか。
じとっと見下げる俺に、音里は声を繋いだ。
「なんか染み着いてるよ? 漏らした?」
「はぁ?」
俺はパンツを引っ張り、腰を捻る。
指差した場所には、茶色の染み。
あー……。
「漏らしたんじゃねぇよ。そんなに締り悪くねぇわっ」
俺の言葉に、音里は、確かに…と零した後、染みに鼻をつけた。
すんっと吸われる感触に、ぞわっとした感触が背を撫ぜる。
「ぁ、なんか生臭い……」
フンフンと音を立てて嗅ぐ姿に、ゾワゾワとした痺れが腰を刺激する。
だぁ、かぁ、らぁ~っ。
お前が、発情すっから止めれっての。
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