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御守椰が目を覚ましたのは、日がすっかり入り果てた頃だった。
重いまぶたを開けると、汚れた体と乱れた制服が、目の前いっぱいに広がる。
気絶したまま放って置かれたらしい。手首には、ネクタイの跡もくっきりと残っていた。
重い体を起こそうと試みるが、体に力が入らない。
「ゔ……ん"っ……………っ!!」
なんとか起き上がろうと腹筋に力を入れたところ、後ろから何かが溢れ出した。ドロリとした生温かい何かが、ツゥ、と丘を伝う。
その正体が何なのかわかった瞬間、鳥肌が立った。気持ちが悪くて吐きそうになるのを必死に堪え、テーブルの上にあったティッシュと指でそれを掻き出す。
「う……ふぅっ……ぐ…」
泣きそうになるのを抑え込み、制服を直していく。
全てが終わると、軋む体に鞭を打って立ち上がった。
足取りは重い。
学校から出て、もうあまり人のいない電車に乗って帰宅し、急いでシャワーを浴びる。身体中を赤くなるまで擦り、湯船に頭まで浸かった。
頭も乾かさずにベッドになだれ込み、気がつくと意識は闇の中に飲まれていた。
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