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朝。起床1番に御守椰を襲ったのは、例えようのない体の痛みだった。昨日、無理な体勢を強いられ続けたからだろう。
またも体を無理矢理起こすと、スマホの通知ランプが点滅しているのが目に入った。
不良などと言われる御守椰に、メールのやり取りをするほど仲のいい人物はいない。なんだろうと受信プレートを開くと、そこには昨日の、振り返って乱れる自分の姿があった。
「なっ!!!…んだよこれっ……!!」
送り主は勿論、昨日自分の体を好き勝手弄り倒した迅玄。
どうやら、意識がない間に勝手にアドレスを登録されたようだった。
「くそがっ!」
登録された名前を選択し、削除しようと画面をタップする。
が、しかし。
『パスワードを入力してください』
画面に浮かんだ文字に大きく舌打ちをする。
パスワードなど設定した覚えは無かった。
一体何をしてくれるんだと胸の内であの性悪教師をボコボコに殴る。
どうにもならない状況にイライラして、準備もそこそこに家を飛び出した。
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